医療機関(病院・クリニック)のクレジットカード決済導入がもたらすメリットと注意すべきポイント

  1. メリットは高額の決済簡易化による、自由診療の増加
  2. クレジットカード会社の選び方等のポイント
  3. 抑えておきたい決済の種類
  4. 医療機関(病院・クリニック)におすすめの決済サービス
  5. まとめ

医療機関が決済サービスを導入するメリットとおすすめサービス

飲食業界などの他業界に比べ、決済サービスの導入が遅れている医療業界。しかし、2010年に総務省が働きかけたことにより、徐々に医療業界でも決済サービスの導入が浸透し始めています。

今回は医療機関が決済サービスを導入する際のメリットや注意点を紹介していきます。決済サービスの導入を検討している医療機関の方はぜひ参考にしてください。

医療機関が決済サービスを導入するメリット

医療機関がクレジットカード決済を導入する最大のメリットは、高額になりがちな自由診療のハードルを下げられることです。自費診療は患者負担が高く支払いが高額になりがちです。
予め金額がわからないため、現金での支払いの場合、患者が高額の現金を持ち歩く事になり最適とは言えません。クレジットカードを利用することで患者の利便性も高まり自費診療を受けやすくなります。

医療機関で決済サービスを導入する際に最優先で検討すべきは、クレジットカード決済の導入です。
一般診療、自費診療を問わず診察内容によって、診察費や施術費が増減する為、旧を要する診察の場合持ち合わせが無い患者でもクレジットカードを携帯していれば、その場で支払いが出来るので、クレジットカードに対応しておく事が患者にとってもメリットとなるからです。
内科や外科に比べ、歯科や産婦人科、美容外科は自費診療を増やしたい病院も多く、決済サービスを導入している病院が増加傾向にあります。

医療機関が決済を導入するのに気をつけたいポイント

医療機関が決済を導入する際には下記のように注意したいポイントがいくつかあります。

① カード会社の選び方
② カード決済できる金額
③ 他システムとの連携

まず注意したいのがカード会社の選び方です。決済代行業者を利用するのが一般的なので、決済代行業者の選び方とも言えます。決済代行業者によって初期導入費、維持費、手数料などは異なります。また、入金サイクルも異なるため、経営状況などと照らし合わせ、負担の少ない決済代行業者を選びましょう。

次に重要なのがカード決済できる金額を設定することです。いくらでもカード決済ができるようにしてしまうと、少額の支払いにもカードを利用するお客さんが増えてしまいます。カード決済ができる最低額や、自費診療のみ可能など制限を設ける事が出来るので、医院の診察内容などに合わせて検討しましょう。

費用面だけでなく、他のシステムとの連携も重要になってきます。
医療業界の場合レセプトなど特殊な請求、会計システムが存在しますが、決済サービスによっては、特定のレジシステムしか利用できない場合もあり、オペレーションを全て変更しなければいけない場合もあります。現在利用しているシステムと連携できるのか、もしくは今よりもオペレーションを改善できるシステムを導入できるのかもチェックしましょう。

抑えておきたい決済の種類

今や決済の方法にはクレジットカードの他にも電子マネーやQRコードと様々あり、どの決済方法を導入するか悩む方もいるでしょう。
医療機関が導入するのであれば、基本的にはクレジットカードに対応していれば十分です。電子マネーやQRコードは少額の買い物をスムーズにできるメリットはありますが、医療機関としては高額支払いの負担を軽くすることが目的だからです。その代わり、使えるクレジットカードのブランド数を、多く用意しておいた方がいいでしょう。

医療機関(病院・クリニック)におすすめの決済サービス

決済サービスには様々な種類がありますが、小規模な医療機関であればスマホ決済がおすすめです。実質無料で導入でき、維持費もかからないサービスが多いため、経営の負担を軽減してくれます。代表的なスマホ決済のサービスを紹介するので参考にしてください。紹介するのは下記のサービスです。

○Square(スクエア)
スマホやタブレットに、専用の端末を接続して決済するタイプのサービスです。
据え置き型のサービスと異なり場所を取らない為、少スペースになりがちな医院の受付に最適です。
対応クレジットカードに関しても主要なクレジットカードに対応しており、カードによって手数料は異なりますが、3.25~3.95%となっています。電子マネーなどには対応していませんが、医療機関であれば大きな欠点にはならないでしょう。最短で申込み当日に導入できるなど導入までの煩わしさが無い事も小規模医療機関には嬉しいポイントの一つです。
詳しくはSquare(スクエア)の公式サイト
※2019/03/29追記:19/03/26に電子マネーに対応予定と発表された。

○Airペイ(エアペイ)
Airペイは専用の決済リーダーを、スマホやタブレットとBluetooth接続して利用する決済サービスです。Square同様、主要なクレジットカード決済に対応している他、多数の電子マネーやQRコードにも対応しています。手数料はSquareと同等の3.24~3.74%ですが、入金は固定された月6回のタイミングで行われます。また完全に導入するにも約1ヶ月を要します。対応しているレジアプリが、自社で開発しているAirレジのみなので、別のレジシステムを利用している病院ではレジアプリの変更も必要です。
詳しくはAirペイ(エアペイ)の公式サイト

まとめ

今は自費診療を受ける際にカード決済ができるか確認して選ぶ方も増えているため、カード決済を導入することは、ビジネスチャンスを拡げることを意味します。カード決済を導入していないことで、お客さんから選ばれない可能性もあるのです。特に小規模の病院で自費診療の売上を増やしたいと考えている方は、ぜひ導入しましょう。