決済の選択肢を幅広く。2019年5月注目のキャッシュレスニュース

  1. キャッシュレスを「身近」に。よりリアル化していくキャッシュレス対策
  2. 無料送金アプリ「pring」の連携&キャンペーンがすごい!
  3. JR西日本系施設のキャッシュレス化が加速
  4. ソフトバンクが無人販売サービスの提供を開始
  5. LINE Payもスゴかった!300億円“山分け”キャンペーン!
  6. まとめ

決済の選択肢を幅広く。2019年5月注目のキャッシュレスニュース

消費税増税とそれに伴う本格的なキャッシュレス化へ向けて、マルチに対応できる決済や、連休期間・特別な日へ向けた新しいキャッシュレス決済の形が次々発表された2019年4月。
決済会社が打ち出すキャンペーンや、例えば楽天球場の完全キャッシュレス化といった施設単位でのキャッシュレス対応によって、世の中が徐々にキャッシュレス化へ向けて動き出していることもあり、多くの人が日常にキャッシュレス化を取り入れようとしている様子も見受けられました。

2019年5月は、4月までに徐々に知名度が上がってきたキャッシュレス化を、地方銀行や身近なツールとの連携などによって地道に広げていく動きが多かったように思います。キャッシュレス化は今度どのように広がり、利用されていくのか注目です。

キャッシュレスを「身近」に。よりリアル化していくキャッシュレス対策

日頃からキャッシュレス化についてのニュースが流れていることもあり、キャッシュレス化自体は徐々に浸透してきてはいるのですが、キャッシュレス決済を日常で利用している方はまだまだ少ないことは事実。

またこれまでも企業と決済サービスとの連携は数え切れないほどたくさんありましたが、それらの連携のニュースを見たところでしっかりと中身を理解して利用しているという方はやはり少なく、日々使っていくうちに理解していくか又は知らずに利用し続けるかのどちらかであることがほとんどです。

上記のように様々な企業と連携したところで消費者までその情報が降りていなかったり、せっかくの機能を活かせていなかったりする中で、2019年5月はより身近な銀行やショップとの連携が進み、キャッシュレス決済を気軽に利用できるようになってきました。ではこの1ヶ月、具体的にどんな形でキャッシュレス化への対策がなされてきたのでしょうか。

無料送金アプリ「pring」の連携&キャンペーンがすごい!

2018年3月にサービスを開始した「pring」はメッセージ感覚でお金を送りあえるアプリ。お金をおくる、お金をもらう、お店ではらう、pringにチャージする、pringから口座に戻すといった作業をアプリ内で簡単に行うことができます。これまで手軽に送金できるサービスがなく、仲間内のギフトなどの料金徴収などで困るシーンも多かったこともありましたが、双方がpringをダウンロードしていれば、そういった心配もありません。

pringは、2019年5月15日(水)〜5月28日(火)の期間中にpringで送金すると送金をしたユーザー全員で10万円を山分けできるキャンペーンを開催!その影響もあり、同5月中には送金累計30億円を突破しました。

また、5月中に群馬銀行、広島銀行、親和銀行、熊本銀行、宮崎銀行からの入出金にも対応し、より多くの銀行口座で利用可能に。さらに5月末には法人から個人のスマートフォンに送金できる『業務用プリン』が日産プリンス山梨販売株式会社に導入することが決定したことで、日産プリンス山梨販売株式会社では従来まで現金で行われていた従業員への経費精算の一部を業務用プリンしコスト削減を目指します。

この1ヶ月、銀行との連携や企業への導入で一気にシェアを広げていったpringですが、今後多くの銀行や企業と連携することも考えられます。連携銀行なども増えていくことで、もっともっと多くの方々に利用される便利なサービスへと変わっていくのではないでしょうか。

JR西日本系施設のキャッシュレス化が加速

西日本旅客鉄道(JR西日本)は5月20日(月)に、連結子会社が運営するショッピングセンター28施設内、約3000店舗にて、スマートフォンによるコード決済や電子マネー合わせて16種類の決済に対応することを発表

導入するスマホ決済は「PayPay」「LINE Pay」「Origami Pay」「楽天ペイ」「d払い」「au PAY」「メルペイ」「Alipay」「WeChat Pay」、電子マネーは「交通系電子マネー」「PiTaPa」「nanaco」「楽天Edy」「WAON」「QUICPay」「iD」。

5月中には天王寺ミオと和歌山ミオ、6月以降も徐々に複数の店舗で導入する予定とのことです。

関東で広がりつつあるようにも見えるキャッシュレス化がついに関西圏でも加速。特に駅ナカのショップは次の予定まで少し時間が空いたお客様などがよく利用することも多いため、支払い方法の選択肢が増えることによっておのずとショップの売上も上がっていくとが予想されます。

今回は西日本旅客鉄道(JR西日本)の連結子会社が運営するショッピングセンター施設内でしたが、このように消費者が日頃利用する様々な施設で多くの決済に対応できるようになると一層キャッシュレス決済を身近に、また手軽に感じるようになり利用しやすくなってきそうです。

ソフトバンクが無人販売サービスの提供を開始

ソフトバンクが、オフィスや工場などでお菓子やドリンク、パン、冷凍食品等を無人で販売するサービスの提供を5月22日(水)より開始しました。
またこの無人販売サービスはセルフレジ用のタブレットを使用しており、現金払いではなくQRコード決済の「PayPay」や交通系電子マネーでの支払いとなります。
無人販売サービスは人件費が削減できることや、早朝・深夜など時間にこだわらずに商品を販売できることなどメリットも豊富。さらにキャッシュレス決済なので1円単位の価格設定が可能になり、価格の都合でこれまで置けなかった商品も置けるようになるなど消費者にとって嬉しいポイントも多いようです。

月商2万5,000円以上、社員など関係者のみが立ち入ることができる場所、電源が確保できる場所、1フロアにつき100人以上の利用者が想定される場所、東京23区内(現在)など、設置条件はいくつかありますが、設置費や運用費は無料。2019年度中に1,000拠点以上を目指しているとのことです。

仕事の合間や休憩時間など、無駄なやり取りをせずにスマートに買い物をしたい方々にとっては便利なサービス。
これまで現金派だった方にとっては、いつも過ごしている場所でキャッシュレス決済を経験することによって、他の施設でもキャッシュレス決済を利用しやすくなりそうです。

LINE Payもスゴかった!300億円“山分け”キャンペーン!

上記項目では「pring」の銀行連携やキャンペーンを紹介していますが、「LINE Pay」も勢いのある企業の一つと言えます。

池田泉州銀行・但馬銀行と連携したことで、LINE Payの銀行連携は全81行に。
確実に連携数を増やし利用範囲を広げているLINE Payですが、5月はそれだけでなく20日(月)〜29日(水)までの期間、LINE上の友達に自己負担無しで1,000円相当のポイントを送り合うことができ、1人最大1,000円まで受け取れる300億円相当の山分けキャンペーンが行われました。
この300億円山分けキャンペーンは、開始からわずか1日の21日(火)の18時時点では90億円分が送付されたと発表。(900万人に1,000円相当の「LINE Payボーナス」が送付された計算)なお2019年7月24日(水)には上記300億円山分けキャンペーンによる銀行口座登録などによる本人確認済みユーザーが300万人増加したことも分かり、大好評だったことが伺えます。

このようなキャンペーンは、登録者数を増やしキャッシュレス決済を日常に取り入れるためにも重要なこと。LINEを利用している方は日本にたくさんいますので、キャンペーンや銀行連携などでさらにLINE Payが利用しやすくなりLINEの利用者が今後どんどんLINE Payを活用していくようになれば、今後さらにユーザーが増えていくでしょう。

まとめ

2019年5月は実際にキャッシュレス決済が身近になっていくようなニュースも多く見受けられました。
これまでどんな場所でキャッシュレス決済を利用したら良いのかわからなかった方や、利用している銀行に対応していなかったといった悩みをお持ちだった方は、気軽に利用してみるキッカケになったかと思われます。
事業者の方はこういったニュースをチェックしつつ、キャッシュレス決済導入に役立てていきましょう