消費税増税直前!2019年9月後半のキャッシュレスニュース

消費税増税直前!2019年9月後半のキャッシュレスニュース

2019年9月前半は、経済産業省がキャッシュレス・ポイント還元事業の審査を通過した登録申請数を明かしたり、キャッシュレス還元店舗がわかりやすい地図上の対象店舗を表示するウェブ機能やアプリを出すことを公表したり、子育て世代のキャッシュレス認知率が発表されました。“今”のリアルなデータが揃ったところで世の中はまだ戸惑っている様子も把握でき、「キャッシュレス決済に関する不安」が多く残っていることも理解できる期間でもありました。

2019年9月後半は、9月前半同様幅広い視点からのデータに加え、ポイント還元や今できる具体的な対策についてサポートするようなニュース記事も見受けられました。多くの人に不安が残る中、様々な視点からサポートするツールや記事も多くあり、キャッシュレスに関心を持っている世代がいかにたくさんの人に新しい情報を伝えるために動いているのかが分かる半月だったような気がします。

消費税増税前、世の中が気になるポイントとは?

消費税増税を目前とし、最近ではかけこみで生活雑貨をまとめ買いする方々も多くいらっしゃいます。しかし、“消費税増税”という言葉だけにとらわれてしまい、軽減税率補助制度や消費者還元事業によるポイント還元についてもあまり理解されていない方も多いようです。ニュース番組などではこうした問題についても多く取り上げており、軽減税率に関してはどんなものが8%のままでどんなものが10%の消費税になるのかを説明していたり、消費者還元事業によるポイント還元についても触れている番組もあるようです。
とはいえ、ポイント還元はどんなお店で適用されるのかなどといった詳細についてわからないため結果的に消費税増税前にある程度買いだめをしているという方もいらっしゃるそう。こうした問題を踏まえて、具体的なポイント還元店舗が分かるサービスであったり、電子マネーのポイント還元方法の詳細が記載されたニュース記事もありました。
上記のような便利なサービスなどのことを始めとし、消費税増税前に世の中の方はどんなことを考えているのか、注目です。

増税前、6割以上が準備をするという結果に。

リクルートライフスタイルの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ食総研」が実施した消費税増税に関する消費者アンケートの結果が公表されました。
この調査は、10月からの消費税増税に関する節約意向や消費税増税以後の考え、消費税増税への準備に関する調査をまとめたもの。

調査によると、消費税増税に際して節約することを考えているかという質問に対して、節約を考えているなどの「節約派」は68.9%、「非節約派」は31.1%となりました。女性は30代を中心に、男性は60代を筆頭に50代男性も節約傾向にあります。節約したい内容についての質問では、光熱費が1位、2位が衣類費、次いで家電・通信費が3位となり、飲酒費は4位となりました。普段に増して光熱費を節約すると考えている人や、衣類、飲酒等の趣味嗜好系のものを減らそうと考えている方も増えているようです。

また、消費税増税前の準備については、「なにも準備をするつもりはない」が37.8%となり、6割以上の人は何らかの準備をするという結果でした。準備をする内容としては、やはり食料品・酒以外の日用品の買いだめや、ポイント還元のあるキャッシュレス各社のキャンペーン内容等を調べる、といったようなもの。

消費税増税がライフスタイルに影響することを考え、節約することを視野に入れている方が多く見受けられることから、2%の消費税増税は世の中的にも簡単なことではなくそれなりに準備をしてからその時を迎える必要があるくらいに重要なことだという事実がわかります。その上で、なにかしらの準備をしてこれまで通りの生活ができるように、また更にお得なライフスタイルを過ごせるようにと考え、まとめ買いをしたり、ポイント還元について独自で調べてキャッシュレス決済を便利に利用していくことを考えている方が多いようにも思える調査結果だったのではないでしょうか。

名前は知っているけど…。進まぬ軽減税率への理解

株式会社インテージが、消費税増税に関する消費者調査の結果を公開しています。この調査で分かったのは軽減税率への認知度やポイント還元への理解度。

軽減税率の認知状況についての調査では、2018年11月調査の時点で“軽減税率の内容を理解している”が36.2%だったところ、2019年9月には46.2%という結果になりました。また“名前は知っている”という回答は2018年11月時点では52.2%だったところ、2019年9月には46.0%に。
2018年11月から2019年9月にかけて内容を知った人が多くなった分、名前だけを知っている人が減りはしましたが、それでもまだ内容を知っている人が5割にもなっていません。増税直前ともなった現段階でこれほどということは、世の中に軽減税率のことをあまりよく理解しないまま増税を迎えている人がかなりの割合でいらっしゃるということ。本来であれば、自分たちの生活にも関わってくる分、こうした部分への理解力がもう少し上がっていくことが理想なのかもしれません。

そして10月からの税率が何%になるかという質問に関しては、6〜8割の人が「10%」と回答しており、たくさんの方が理解されているようにも思えます。
しかし、軽減税率の対象となる食品・飲料についての認識は分かれました。例えば、宅配ピザ。宅配ピザは「飲食料品の譲渡」であるため8%となり、店内で食べる場合は10%になりますが、宅配ピザを8%のままと回答したのは36.4%、10%と回答したのは29.5%となりました。さらにコンビニエンスストアの飲食料品は自宅への持ち帰りであれば8%、イートインスペースでの飲食となると外食扱いとなるため10%となります。今回の調査ではコンビニで購入した飲食料品をイートインスペースで食す場合10%となることへの認識は59.0%となっていますが、実際は知らない人の方が多そう。

キャッシュレス決済のポイント還元認知状況についての調査では、2019年4月調査時点では“知っている”が70.6%だったところ、2019年9月には76.1%に増えました。ですが、2019年9月時点で“知らない”と回答している人も23.9%。

上記のように、消費税増税の事は知っていても、ポイント還元や軽減税率に関してはしっかりと把握していない方も多いことが分かる調査内容でした。消費税増税後、様々なことが複雑になっていきます。軽減税率の対象・非対称のものを覚えておくことや、ポイント還元について自身でも勉強しておくことで上手に利用していくことができそうです。

お得なキャッシュレス決済が分かるアプリが登場!

キャッシュレス時代へと変りつつある今ですが、キャッシュレス決済を受け付けていないお店もまだまだあります。
そんな中、リエールファクトリーではキャッシュレス決済が可能なお店を検索し、その中からお得なキャッシュレス決済を選んでくれるAndroid向けのアプリ「AI-Credit」をリリースしました。
AI-Creditは、地域や駅名・店名を入れることで地図上にどんな支払い方法を選ぶとお得になるかが一斉に表示されます。表示されるのは北海道から沖縄まで約168万店舗。さらに口コミの書き込みや店舗情報の更新も可能です。

さらにオンライン家計簿サービスZaimを運営するZaimは経済産業省のキャッシュレス・消費者還元事業に参加する事業者に参加している事業者を一覧で閲覧できる上、地図やキーワードで検索できる「キャッシュレス還元マップ」を公開しました。登録店舗は日本全国の実店舗を始めYahoo!ショッピングや楽天等のECサイトなども合計された18万件超え。

経済産業省は約18万店舗が1つのPDFで確認できる消費者向けの特設サイトを公開しています。

上記のように、普段からキャッシュレス決済を利用していても、“どうすればお得にキャッシュレス決済を利用していけるのか”と疑問に思っている方々の不安を解消するツールや資料が続々と公開されつつあります。
消費者はもちろんのこと、各事業者もこういった情報を取り入れていくことでキャッシュレス決済をもっと広めていくことができそうです。また、これからキャッシュレス決済を導入しようとしている事業者は便利なツールを使用していくことで周辺の店舗がどんな決済を導入しているのかも分かるため、導入時の参考にもなります。

「キャッシュレス決済のことは分からない」と一言では終わらせず、今の時代だからこそ叶う便利なものを上手く利用していくことで今よりももっと快適な生活が送れるかもしれませんね。

ダイソーにPayPayが導入!

例えば100円均一のダイソーでは、PayPay株式会社が提供するスマホ決済サービスPayPayを導入することを発表しました。
ダイソーでは2019年5月に広島八木店、横川駅前店の2店舗でPayPayを先行導入していましたが、今回直営店に一斉導入することになりました。
これまでダイソーでは現金しか利用できない店舗も多くありましたが、店舗のクレジット決済や電子マネー決済などキャッシュレス化を順次加速し消費者にとってより便利の店舗環境を整えていくとのことです。
こうして大手企業が率先してキャッシュレス決済を導入していくことで周辺の中小企業もキャッシュレス決済を導入しやすくなっていきそうです。

まとめ

2019年9月は消費税増税に向けての様々な対策や工夫がなされた1ヶ月でしたね。
10月はいよいよ消費税増税!
消費税が上がる中で、ポイント還元などを実際に利用することにより現在よりももっと便利なキャッシュレス決済の利用法も出てきそうです。