Visaのタッチ決済とMastercardコンタクトレスを様々な視点から徹底比較

Visaのタッチ決済とMastercardコンタクトレスを様々な視点から徹底比較

現代では、支払いの際に現金を使わないキャッシュレス化が進んでいます。現金を使うよりも素早く決済ができるキャッシュレス決済の中でも、特にスピーディーな決済が可能なのが「非接触型決済」です。非接触型決済を導入することで、店舗にとっては多くもメリットがあります。この決済手段の代表的なサービスとしてVisaのタッチ決済とMastercardコンタクトレスが挙げられます。
この記事では両サービスの特徴を比較しながらどんな違いがあるのかご紹介していきます。

Visaのタッチ決済とMastercardコンタクトレスの特徴

◇Visaのタッチ決済について
Visaのタッチ決済とは、お店のレジにある端末に、非接触型決済対応のVisaカードをタッチすることで決済ができるサービスのことです。一定金額以下の支払いなら、わずらわしいサインの記入や暗証番号の入力も必要ないため素早く決済することができます。ローソンやTSUTAYAなど、多くの有名な店舗でも導入されているという特徴があります。

Visaのタッチ決済は、対応店舗であれば国内だけでなく200の国と地域で利用することができるため、海外からの観光客の集客が期待できます。
また、Visaのタッチ決済なら、カードをカードリーダーにかざすだけなので、お釣りの受け渡しなども不要です。事業者側の負担も軽減されるでしょう。

◇Mastercardコンタクトレスについて
Mastercardコンタクトレスとは、Mastercardが開発した非接触型決済に対応しているクレジットカードを専用端末にかざすことで、支払いができる決済サービスのことです。
少額の利用でもポイントが貯まることや、ポストペイ式に対応していることから、ポイントを貯めている消費者や、後払いを普段から利用している消費者に対してアプローチをすることができます。
また、セブンイレブンやSUBWAYをはじめとした多くのコンビニや飲食店、さらにタクシーやガソリンスタンドなど、多くの店舗が加盟しているため、サービスの種類に関わらず、事業者にとって人気の決済サービスと言えます。

Visaのタッチ決済とMastercardコンタクトレスの共通する特徴

Visaのタッチ決済、Mastercardコンタクトレスはどちらも同じ非接触型決済のため、共通した特徴があります。
1つ目は、「決済スピードが早い」ことです。どちらもサインや暗証番号がいらず、カードリーダーにカードをかざすだけで支払いができます。お釣りもないため、釣り銭の補充やレジの混雑などを防ぎ、業務を効率的にすることができます。
2つ目は「セキュリティ面でも安心」ということです。どちらも、「EMV」という高度なセキュリティ技術を採用しており、お客様からカードを受け取る必要がないため、店舗側でも安心して決済を行うことができます。
そして3つ目は、「海外でも使用できる」という点です。海外で使用できると聞くと、消費者側のメリットしかないと考える人もいると思いますが、事業者側にもメリットがあります。海外の人が日本で使うこともできるため、事業者側は観光客などを集客できるという効果を望めるでしょう。

Visaのタッチ決済とMastercardコンタクトレスの比較ポイント

ここでは共通の特徴が多い両サービスの違いについて比較してご紹介します。

◇比較ポイント①対応しているクレジットカードで比較
2つの非接触型決済を比較して異なる大きな点は、対応しているカードの数にあります。

Visaのタッチ決済で使用できるカードは、クレジットカード17種類、デビットカード17種類、プリペイドカード2種類です。その種類は、有名なイオンカードや三井住友カード、楽天銀行デビットカードなど豊富にあります。
また、Visaのタッチ決済は様々な面で普及してきています。2019年9月時点で2年前と比べて加盟点数は18倍に増加しています。さらに、タッチ決済の取引件数は2017年から2018年にかけて400%を超えて伸びてきています。今後もVisaのタッチ決済を利用する人や導入する店舗は増えていくと予想されます。
一方のMastercardコンタクトレスで利用できるカードは、オリコカード3種、提携カード3種の合計6種類です。Visaのタッチ決済にはチャージして使用できるプリペイドカードもありますが、Mastercardコンタクトレスの場合は全てがクレジットカードの利用と合わせた後払いとなります。
Mastercardコンタクトレスは、海外でも人気がありますが、現時点で国内ではあまり導入されていません。しかし、今後は海外の観光客の増加に伴い普及することが予想されます。

現時点での普及率や対応しているカードの種類から判断するとVisaのタッチ決済の導入を考えた方が良いと言えるでしょう。

◇比較ポイント②機能面で比較
カードの種類の違いに加え、もう1点の大きな違いは機能面にあります。
Visaのタッチ決済の場合、カードリーダーにタッチして利用できるのはカードのみとなります。スマートフォンにカードを登録したりすることはできず、支払いにはカードが必要です。一方のMastercardコンタクトレスの場合はApple Payにカードを登録することで、カードリーダーにiPhoneやAppleWatchをかざして決済することが可能となります。カード以外の方法で支払いをしたい人にとってはMastercardコンタクトレスが便利です。

まとめ

どちらも同じ非接触型決済サービスなので、共通したメリットがあります。しかし、各サービスを比較してみるとVisaのタッチ決済はカードの種類が豊富にあり、MastercardコンタクトレスにはApple Payが使用できるという特徴があります。イオンカードなどのVisaカードをすでに持っている方やたくさんの種類からカードを選びたい方にとってはVisaのタッチ決済、iPhoneで支払いを済ませたいという方にとってはMastercardコンタクトレスがおすすめです。導入を検討する際には自社サービスの支払い方法はユーザーにとってどちらが向いているのかを考えたうえで決定しましょう。