お賽銭も次世代に!?2019年12月の要CHECKキャッシュレスニュース

2018年12月キャッシュレスニュース

  1. 2018年には想像がつかなかった!キャッシュレスの進化は止まらない
  2. シニア世代、キャッシュレス還元について半分以上が“知らない”
  3. 社員証ひとつでオフィスを歩ける!便利サービスを提供開始
  4. GMO後払い、アプリ上で電子バーコードを発行
  5. 「お賽銭もキャッシュレス」世の中のリアルな声とは
  6. まとめ

お賽銭も次世代に!?2019年12月の要CHECKキャッシュレスニュース

11月は消費税増税やキャッシュレス決済に慣れを感じている方が多く、その中でもQRコード決済は各サービスの販促のかいもあり利用率が伸びていました。しかしながら、やはり一定数現金派の方もいらっしゃることがわかった1ヶ月でしたね。

2019年12月は、キャッシュレス関連の調査結果も数多くのネットニュースで取り上げられ、どれほどまでに世の中がキャッシュレスに関心を持っていたかも目に見えて分かってきました。

そんな中でも現状に満足せずにひたすら動き続けているのは、決済サービスを展開する各種企業。新しいキャッシュレス決済のあり方を模索し、様々な機関で導入するニュースも多く、まさに新時代を感じさせられました。

それでは、2019年最後のキャッシュレスニュースをチェックしていきましょう。

2018年には想像がつかなかった!キャッシュレスの進化は止まらない

思えば2019年は、本格的なキャッシュレス決済の推進が始まったばかり。
2019年12月は、数ヶ月前キャッシュレスが推進した頃とは比べ物にならないほどの進化が分かる1ヶ月となりました。

新しい技術などもどんどんと出てきて、沢山の人がキャッシュレス決済を手軽に利用できるようになってきています。
2020年に向けて、希望があふれるニュースも多かった1ヶ月でした。

シニア世代、キャッシュレス還元について半分以上が“知らない”

モズエンタープライズ株式会社は「キャッシュレス決済に関するシニア層の実態・意識調査」として、①キャッシュレス還元率への認知度、②キャッシュレス決済の利用率、③利用している決済方法の3つの項目について調査しました。
(調査方法:オートコール調査/調査期間:2019年12月25日/調査対象:全国の60代以上のシニア層の男女1万人 ※モズエンタープライズ調べ)
【出典:https://www.value-press.com/pressrelease/233733】

まず気になるのは、①キャッシュレス還元率への認知度です。

キャッシュレス還元制度というと、下記のように、企業と消費者の両者にメリットのある制度のこと。
▪中小企業
キャッシュレス決済を導入する際の端末代の負担が減ったり決済手数料が低くなる
▪消費者
キャッシュレス決済を使用した際にポイント還元を受けられる

しかしシニア層で、キャッシュレス還元制度を「知らない」と答えたのはなんと58%。また「内容まで知っている」と答えたのはわずか10%、「聞いたことはあるが内容はわからない」と答えたのは32%であることがわかりました。

キャッシュレス還元制度は開始当時ニュース番組などで取り上げられ詳しい説明をしていることもありましたが、それ以降は頻繁にそういった特集は減っています。テレビで取り上げられなくなってからはWEBニュースになることが増えましたが、シニア世代の中にはネットに疎い方々も多い分キャッシュレスに関する情報を見かけることがなくなり、情報に乗り遅れてしまう方も多くいるようです。

②のキャッシュレス決済の利用率に関しては「利用している」と答えたのは26%、「利用していない」と答えた人は74%となりました。近年ではお金の管理がしやすいとして、シニア層でチャージ型電子マネーの利用率がアップしているといったニュースも見かけましたが、それでもまだ26%と低い数値です。おそらく、現金以外の支払い方法も分かっていつつも、実際の操作方法などが分からないために使用していない方もいらっしゃるのでしょう。

③では、②キャッシュレス決済の利用率で「利用している」と回答した人へ、どのようなキャッシュレス決済を利用しているかを調査しています。
利用しているキャッシュレス決済方法で最も多いのが「クレジットカード」で55%、次いで「電子マネー」が25%、「Payサービス、その他」が7%、「QR、バーコード決済」が6%という回答に。

上記の調査結果で着目したいのは、キャッシュレスの認知度では「内容まで知っている」「聞いたことはあるが内容はわからない」と答えた人を合計すると42%になること、しかし実際に利用しているのは26%と低い数字である部分です。このことから、“キャッシュレス決済を実践的に利用する方法がわからない方が多い”ということが読み取れます。

国全体でキャッシュレスを推進するのであれば、都心だけではなく地方のシニア世代にもキャッシュレスを実践的に使用してもらえるように何かしらの施策を考えなければならないのかもしれません。

社員証ひとつでオフィスを歩ける!便利サービスを提供開始

GMOフィナンシャルゲート(GMO-FG)は、社内にある自動販売機やコーヒーマシン等の決済を社員証一つで可能となる新しいサービス「オフィスペイ byGMO(以下オフィスペイ)」を2019年12月20日より提供開始しました。

これまでの社員証といえば、入館カードとして使用するなどといった役割が主となっており、その他の機能は果たさないものが主流。そのため、社内で食品を購入する際もスマートフォンや財布、交通系電子マネーなどを持っていかなくてはならないことがデメリットとなっていました。
しかしオフィスペイ はGMO-FGが2017年12月に提供を開始した組込型決済サービスを通じて、専用の組込型決済端末を取り付けることで社員証をタッチするだけで飲料や食品を購入することが可能に。社内を歩く際に、社員証ひとつあればついでに飲食物を購入することができるのです。

その他にも、下記のようなメリットがあります。
・従業員ごとに利用回数の上限や金額設定が可能
・後払い方式(従業員の利用後に給与天引きや個別精算を実施する方式)回数制限方式(1従業員あたりの利用回数の上限を設定する、 従業員に費用が発生しない方式)が選択可能

上記のメリットを活用し、例えば各企業の福利厚生の設定に応じて活用することもできるようにもなります。さらに、すでにオフィスに導入されている機器に組み込むこともできるので、従業員が購入した商品をデータ化し商品を揃えることで従業員の満足度にも繋がるでしょう。

キャッシュレス決済が主流となりつつありますが、日常的に利用する端末や身につけているものに決済可能なシステムがなければ、結局は財布を持ち歩いていた頃となにも変わりません。こうしたシステムが増えていくことが、今後の日本でよりキャッシュレス化が浸透していくキッカケにもなるのではないでしょうか。

GMO後払い、アプリ上で電子バーコードを発行

GMOペイメントサービス株式会社は、後払い決済サービス「GMO後払い」を導入する事業者向けに、自社のECアプリで、電子バーコードは発行できるサービス「スマホアプリタイプ」を12月25日に提供開始しました。

スマホアプリタイプは株式会社ブリースコーポレーションが提供している「PAYSLE」の仕組みを活用したもので、ECサイトでの後払いにおいてコンビニ支払い用の電子バーコードを発行し、スマートフォンで支払いができるというもの。
従来は払込票にバーコードの記載があり、コンビニ等で支払いをするのが普通でしたが、今後は払込票がなくてもスマートフォンでバーコードを表示し、支払いができるようになりました。

これにより、購入者はコンビニへ払込票を持ち込む手間もなくなり、事業者は購入時だけでなく商品受取・サービス利用後にもアプリを活用するようになるため利用率アップやリピート客アップも見込めるなど
一石二鳥。

購入者の中には払込票を忘れる方も少なくはないので、スマートフォンのアプリ上でバーコードが発行されることによりそういった問題も減っていきます。
払込票の紙を使用しないことでエコにもつながるので、環境にも良さそうです。

「お賽銭もキャッシュレス」世の中のリアルな声とは

日常の買い物では、徐々にキャッシュレス決済に馴染んできた日本。そんな中、2019年12月は年末恒例のある事へのキャッシュレス化が話題に。
それは、“キャッシュレスのお賽銭”です。

日本各地では、普通のお賽銭箱とは別にキャッシュレスの専用端末やコードが置かれ、スマートフォンでコードを読み取ったりするなどしてお賽銭を納めるシステムを各地の神社や寺院で導入されています。

導入した神社や寺院の一例は下記。

・栃木 日光二荒山神社
 WeChat Pay、Alipay、PayPay

・東京 愛宕神社
 楽天Edy、楽天Pay

・千葉 八剱八幡神社
 木更津市内のみで流通しているアクアコイン

・徳島 平等寺
 d払い、Amazon Pay

・京都 下鴨神社
 Mastercard、Visa等のクレジットカード
 nanaco、楽天Edy、PASMO等

また、こうした時代の変化に世の中では「趣がない」「なんか嫌だ」「お金を投げることのできないお賽銭は寂しい」などといった声もある中で、インドやオーストラリアではキャッシュレスお賽銭が普及していることから「日本にはまだまだキャッシュレスのお賽銭が少ない」「もっと普及しても良いのではないか」という意見も。
情緒あるものが新しいものへと移り変わっていくことに慣れない方も多いようですが、インバウンドが増えていく中でそうした対応が必要であると考える方も一定数いるようです。

まとめ

すごいスピードで進化していくキャッシュレス決済。
現在はシニア世代のキャッシュレス利用率があまり良くなくても、今後はどんどんキャッシュレス決済を利用する方が増えてくるのかもしれません。

また、現在キャッシュレス決済を利用している世代も、新しいキャッシュレス決済を利用していき自らが利用しやすいキャッシュレス決済のあり方を見つけていくのかもしれませんね。